木のぬくもりがある暮らし。心地よさを追求した空間作りのポイントをおすすめ家具とともにご紹介
ガラスや大理石、金属などは、スタイリッシュさや洗練された印象を感じることができますが、「あたたかみ」や「親しみやすさ」という観点から考えると、やはり「木材」が最も象徴的であると言えます。
今回は、そのような「木のぬくもり」に焦点を当て、「なぜ木にぬくもりを感じるのか」や「空間作りのポイント」をご紹介するとともに、木のぬくもりを感じられるおすすめの家具をご紹介します。
人はなぜ木にぬくもりを感じるのか
なぜ人は木に「ぬくもり」を感じるのでしょうか。まずは、その疑問についてご紹介します。
木の色による心理的効果
ベージュやブラウンといった自然の色は、木や土、大地を連想させ、緊張を和らげ、ぬくもりや信頼感を与える効果があるとされています。
ベージュは、自然と調和した柔らかな印象を与え、居心地の良さや安心感を表現する色として広く認知され、ビジネスやコミュニケーションの場面でも、信頼感を醸し出す効果があることが知られています。
同様に、ブラウンも、木材や土地など自然の要素に関連付けられ、落ち着いた雰囲気を生み出す色として知られています。また、これらの日常生活に溶け込む色は、長期間にわたり飽きることなくお楽しみいただける色とも言えるでしょう。
木の心地よい肌ざわりによるリラックス効果
木特有のサラサラとした触感は、金属や大理石などの素材と比較すると滑らかで、あたたかみを持ち、触れると心地良い気分にさせてくれます。
この感触は、大理石やタイル、ステンレスに触れたときよりも、脳前頭前野活動の鎮静化や副交感神経活動の亢進をもたらすことで、人を生理的にリラックスさせる効果があることが科学的にも証明されています。
木特有の香りによる癒しの効果
古くから、木特有の香りには癒しの効果があるとされ、さまざまな地域や文化でその効能が利用されてきました。
実際に、現代の研究においても、木の香りを嗅ぐことで血圧や脈が落ち着き、身体的・精神的ストレスを感じた際に分泌される「コルチゾール」の濃度を下げる効果も観測され、ストレスや不安軽減、気分を安定させ、集中力を高めるといった、身体へのポジティブな影響が示されています。
木の調湿効果で快適な空間に
木は、伐採や加工を経ても、湿度に応じて水分の吸収や放出を繰り返す「呼吸」を続け、生活空間に快適さをもたらしてくれます。
さらに、この呼吸がもたらす調湿効果によって、木のフローリングや家具があるお部屋には、コンクリートや鉄にはないあたたかさやぬくもりを感じることができます。
熱伝導率の低さがもたらすあたたかさ
木は、熱伝導率の低さにより科学的にもあたたかさを感じることが分かっています。
温度には、高い方から低い方へと流れる性質があり、金属やコンクリートに触れると、36〜37度の体温を持つ私たちが皮膚の温度を奪われ、「冷たい」と感じることがあります。
一方で、木に触れれても冷たく感じないのは、元々生きて成長していた木には細胞があり、細胞に含まれている空気が断熱材のようにはたらくことで、熱の伝わりを防いでくれる機能があるからです。
このような科学的根拠や効果により、人は木にぬくもりを感じると考えられます。
木のぬくもりを感じられる空間作りのポイント
次に、木のぬくもりを感じられる空間作りのポイントをご紹介します。
ポイント1:木材主体とするスタイルを選ぶ
木のあたたかみを感じられる空間を作るためには、「木材を主体とするインテリアスタイル」が最適です。家具を揃える前に、スタイルの方向性を決めておくことで、より一体感のある印象を与えることができます。
中でも、親しみやすさや取り入れやすさから人気のある「ナチュラルスタイル」や「北欧スタイル」がおすすめです。これらのスタイルは、木材の自然な風合いを活かしたデザインが多く、心地よく落ち着いた雰囲気を醸し出します。
ポイント2:明るい色の木材や樹種を選ぶ
樹種やカラーによっても、インテリアの印象をガラリと変えることができます。中でも、明るめの色や、木目が目立つ自然な色や樹種を選ぶと、木のぬくもりやあたたかみがより引き立ちます。
カンディハウスの製品にはさまざまな色合いや樹種が使用されています。以下のリンクから樹種一覧をご覧いただけますので、家具選びの際にぜひ参考にしてみてください。
ポイント3:オイルフィニッシュの木材家具を選ぶ
木材家具において、一般的に「オイル仕上げ」と「ウレタン塗装」の2つの塗装方法がありますが、木の香りや質感、調湿効果をより感じられるのは「オイルフィ仕上げ」です。
オイル仕上げにすることで、木材の呼吸を妨げずに耐摩耗性や撥水性を高めることができ、割れやはがれなどの補修も可能ですので、家族代々受け継ぐ「一生モノの家具」としてもお使いいただけます。
ポイント4:自然素材のアイテムを取り入れる
コットンやリネン、植物、石などの「自然素材のアイテム」を配置することで自然の中にいるかのような、より居心地の良い空間を作り出すことができます。
さらに、自然素材は環境にも優しく、長期間使用することで経年変化を楽しむこともできます。このように、自然素材を取り入れることで、木の温もりを一層引き立て、心地よい空間を作り出しましょう。
ポイント5:間接照明を取り入れる
「照明の明るさ」や「色温度」にも注意しましょう。木の温もりを引き出すためには、色温度の低い暖色系の間接照明が最適です。この方法により、木材の質感が柔らかく照り映え、温かみのある空間が実現されます。
木のぬくもりを演出するおすすめの家具
最後に、インテリアに木のぬくもりを演出するためにおすすめの家具をご紹介します。
ホームユースからコントラクトまで幅広いシーンに対応する「ONE ダイニング ラウンドテーブル」
「ONE ダイニング ラウンドテーブル」は、出会った瞬間から心惹かれるようなデザインのダイニングテーブル。ホームユースからコントラクトまで幅広いシーンで静かな存在感を湛えます。
すっきりとシンプルな見た目の「KAMUY リビング サイドテーブル φ45」
「KAMUY リビング サイドテーブル φ45」は、ソファーやベッドサイドでも活躍する汎用性の高いテーブル。すっきりとした印象を与える脚は、上下で微妙に太さに違いがあります。円形のベースも、周りに光の輪ができないなだらかな曲面にこだわりました。
凛として立ち姿をつくりあげた合理的なデザインのチェア「TANGO」
「TANGO」は、構成要素を最小限に抑えつつ、凛とした立ち姿をつくり上げた合理的なデザインのチェア。シートの奥行きは浅めでも充分な安定感を実現し、大きな背のカーブは長時間の着座で姿勢が変化しても、心地よいフィット感をキープします。
木そのものの質感を生かすプリミティブなフォルム「CLESSIDRA」
「CLESSIDRA」は、マリオ・ボッタによるデザインの、シダー材を使用したスツール。使用されている木材は、レバノン杉の自然災害による倒木や間引き材。木そのものの質感とそれを生かすプリミティブなフォルムが融合し、オブジェのような存在感を放ちます。
ご紹介した製品は、全て当店にて取り扱いのある製品です。気になる製品や他の製品を実際に見てみたい方は、ぜひお気軽にお問合せください。
お問合せはこちら ご来店予約はこちらカンディハウス札幌ショップ
まとめ
- 木の色による心理的効果
- 木の心地よい肌ざわりによるリラックス効果
- 木の調湿効果で快適な空間に
- 熱伝導率の低さがもたらすあたたかさ
- ポイント1:木材主体とするスタイルを選ぶ
- ポイント2:明るいカラーの木材家具や樹種を選ぶ
- ポイント3:オイルフィニッシュの木材家具を選ぶ
- ポイント4:自然素材のアイテムを取り入れる
- ポイント5:間接照明を取り入れる
- ホームユースからコントラクトまで幅広いシーンに対応する「ONE ダイニング ラウンドテーブル」
- すっきりとシンプルな見た目の「KAMUY リビング サイドテーブル φ45」
- 凛として立ち姿をつくりあげた合理的なデザインのチェア「TANGO」
- 木そのものの質感を生かすプリミティブなフォルム「CLESSIDRA」
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、旭川に本店を置くカンディハウスの独立店です。ショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflex・Molteni&Cなどの海外ブランドも幅広くあり、それぞれの生活シーンをイメージした家具のセットアップを展示しております。ご来店の際には、実際に見て座っていただき、一流の職人が手掛けた無垢材家具の魅力をご堪能ください。
ご来店の際には事前のご予約をお願いします
ご来店予約はこちらカンディハウス札幌ショップ
大切な人とご自宅でゆっくり家具を探したい方
カタログ請求(無料)はこちらその他ご質問・お問合せをされたい方
お問い合わせはこちらカンディハウス札幌 | |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 日曜日・月曜日・祝日夏季・年末・年始 |
住所 | 札幌市中央区双子山4-1-10 |
Tel | 011-511-0303 |