品格ある和モダンな家の内装|上質な空間を演出するデザインポイント

日本の伝統美と、現代的なデザインを融合させたスタイルで注目されているのが「和モダンの家」です。
落ち着きがありながらも洗練されたその空間は、住む人の感性を映し出し、心を穏やかに整えてくれます。
無垢材の質感ややわらかな照明、抑えた色調でまとめた内装は、時を重ねても飽きのこない上質さが魅力です。
本記事では、和モダンと和風住宅の違いから、空間づくりの7つのポイント、さらにはインテリアに調和する家具・キッチンまで詳しく解説します。
カンディハウス札幌では、お客様の理想をカタチにするインテリアプランニングサービスもご用意しております。家具やカーテン、照明から壁面タイルや間仕切り変更まで、空間全体をトータルでコーディネート。お客様のライフスタイルに合わせた、特別な空間づくりをお手伝いいたします。
伝統とモダンが調和する品格ある住まいづくりのヒントを、ぜひ見つけてみてください。
和モダン・和風の家とは?
和モダンの家とは、伝統的な和の要素に現代的なデザインや機能性を融合させた住まいを指します。
日本の美意識を大切にしながら、現代のライフスタイルに合う快適さとデザイン性を備えているのが特徴です。
まずは、純和風住宅との違いや、和モダンならではの内装の魅力を見ていきましょう。
和モダンと和風の違い
和モダンと和風の家は、どちらも日本の伝統を感じられるデザインですが、目指す方向性には明確な違いがあります。
和風は伝統的な建築様式を忠実に守るのに対し、和モダンはそこに現代的な要素を取り入れて「今の暮らしに合う和」を実現するスタイルです。
以下は、主な違いです。
| 項目 | 和風住宅 | 和モダン住宅 |
| コンセプト | 伝統美を重んじた純和風の造り | 伝統とモダンデザインの融合 |
| 材料 | 木、竹、和紙、土壁など自然素材中心 | 自然素材+ガラス・金属・コンクリートなど |
| 色合い | 柔らかい木の色や土の色が中心 | ベージュ・グレー・黒などで引き締める |
| 間取り | 続き間や襖で仕切る空間構成 | 開放的で光を取り込む現代的レイアウト |
| 雰囲気 | 静寂・伝統的・格式を感じる | 洗練・落ち着き・上質さを感じる |
和モダンの住まいは、和の趣を残しつつも、明るさ・動線・快適さといった現代的な価値観を取り入れています。
和モダンな内装の特徴
和モダンの内装は、伝統の落ち着きと現代の洗練を融合させたデザインが魅力です。
素材・色・照明・家具など、あらゆる要素に「調和」と「余白」の美しさが息づいています。
たとえば、木や和紙などの自然素材を生かしながら、光や空間の取り方でモダンな印象を演出するのが特徴で、主なポイントは次のとおりです。
- 自然素材を活かした空間づくり
- 落ち着いた色調のコーディネート
- 低めの家具で生まれる開放感
- 光と影を活かした照明設計
- 内と外をつなぐ設計
これらの要素を丁寧に組み合わせることで、懐かしさと新しさが調和した「上質な和モダン空間」が生まれます。
和モダンな家の内装を叶えるポイント

和モダンの空間を美しく仕上げるためには、見た目のデザインだけでなく、素材選びや光の使い方、空間のつながりなど、細部まで意識することが大切です。
ここでは、上質で心地よい和モダンの家をつくるために欠かせない7つのポイントをご紹介します。
【バランス】「和」と「洋」の絶妙なバランスを意識する
和モダンの空間づくりで最も重要なのが、「和」と「洋」の調和です。
どちらか一方を強く出しすぎると、全体の統一感が失われてしまいます。
たとえば、和の要素として木や畳、障子などを取り入れる場合は、洋の要素である家具や照明、金属素材との組み合わせを意識すると、ほどよい緊張感が生まれます。
また、伝統的な形をそのまま使うのではなく、現代の生活スタイルに合わせてアレンジすることも大切です。
障子の代わりにガラスパネルを使う、床の間を飾り棚として活用するなど、機能性とデザインを両立させる工夫が空間の品格を高めます。
【配色】色と明るさのバランスを整える
和モダンの空間では、配色のトーンが印象を大きく左右します。
まず意識したいのは、落ち着いた色合いを基調としてまとめることです。
ベージュやグレー、ブラウンなどのアースカラーをベースにすることで、自然素材との相性が良く、穏やかで上品な雰囲気を生み出せます。
そのうえで、部分的に濃い色味を利用して空間を引き締めましょう。
たとえば、建具や梁、家具の一部に黒や濃い茶を取り入れると、空間に奥行きが生まれ、全体が引き締まります。
濃淡のコントラストを意識することで、柔らかさの中にも凛とした印象を持つ和モダンスタイルが完成します。
【素材】自然素材・無垢材を取り入れ「質感」を大切にする
和モダンの魅力を支えるのは、素材が持つ質感です。
自然素材や無垢材には、経年による美しさや手触りの温もりがあり、空間に深みを与えてくれます。
人工的な素材では表現できない風合いこそが、和モダンの上質さを生み出す要素です。
以下は、主な素材の特徴です。
| 素材 | 特徴 | 空間への効果 |
| 無垢材(床・建具) | 木目や色合いが一つひとつ異なる | 温もりを感じるやさしい空間に仕上がる |
| 和紙(照明・壁) | 柔らかく光を透過する | 柔らかな陰影で落ち着いた雰囲気を演出 |
| 石材(玄関・床・壁) | 重厚感と高級感を兼ね備える | 空間を引き締め、格調を感じさせる |
| 漆喰(壁) | 調湿性・耐久性に優れる自然素材 | 清潔感のある明るい印象を保つ |
| 竹・籐(装飾・建具) | 軽やかで通気性が高い | 自然の軽やかさを取り入れ、抜け感を演出 |
こうした素材を組み合わせる際は、見た目の統一だけでなく、触れたときの感覚や光の反射まで意識すると、より深みのある空間になります。
素材の「手触り」と「光の表情」を整えることが、和モダンの品格を高める鍵です。
【間取り】土間や縁側を設けて外とのつながりを重視する
和モダンの家づくりでは、内と外の境界を緩やかにすることが大切です。
土間や縁側といった日本家屋の要素を現代的に取り入れることで、自然と人が調和する心地よい空間が生まれます。
たとえば、玄関に土間を設けると、屋内外の温度差をやわらげながら、庭や外の景色と自然につながるアプローチになります。
また、リビングの延長として縁側を設けると、外光や風を感じながらくつろげる場所となり、季節の移ろいを身近に感じられるでしょう。
閉じすぎず、開きすぎない設計を意識することで、暮らしの中に抜けとゆとりが生まれます。
こうした間取りの工夫が、和モダンらしい静かな開放感を形づくるのです。
【照明】和紙モチーフの照明と間接照明で落ち着きを演出
照明は、和モダンの空間に欠かせない演出要素です。
強い光で照らすのではなく、柔らかく広がる明かりで「陰影の美」を意識しましょう。
特に、和紙をモチーフにした照明は、光をやわらかく包み込み、空間全体に穏やかな温もりを与えます。
また、間接照明を取り入れることで、壁や天井に光が反射し、奥行きのある空間が生まれます。
天井の隅や床際に仕込むと、灯りの重心が下がり、より落ち着いた印象に。
和の素材とモダンな照明技術を組み合わせることで、上質で静かな時間を感じられる空間に仕上がります。
【収納】生活感を隠す「溶け込ませる収納」を徹底する
和モダンの空間では、すっきりとした佇まいを保つために、生活感を見せない工夫も欠かせません。
壁や建具のラインに合わせた「溶け込ませる収納」を設けることで、余計な存在感を抑え、空間全体の統一感を高めましょう。
収納扉の素材を周囲の壁や建具と揃える、取っ手を目立たないデザインにするなど、細部の工夫が印象を大きく左右します。
また、各所に収納を設けて物の散乱を防ぐことで、日常の動線を妨げず、いつでも整った空間を保てます。
収納を見せないという発想が、和モダンらしい静けさと上品さを演出する鍵となるのです。
【家具】背の低い家具で「余白」を生み出す
和モダンの空間づくりでは、家具の高さを抑えることが大切です。
背の低い家具を中心に配置することで、視線が抜け、天井の高さや奥行きを感じやすくなります。
圧迫感のないレイアウトが、落ち着きと開放感を両立させるポイントです。
また、ソファやローテーブルなどは脚部のデザインにも注目するとよいでしょう。
細く軽やかな脚を選ぶことで床面が見え、空間に余白が生まれます。
家具の存在を主張しすぎず、空間全体に溶け込ませることが、和モダンらしい上質な暮らしにつながります。
和モダンな内装に溶け込むおすすめ家具・キッチン
和モダンの魅力を引き立てるには、空間全体のバランスを崩さない家具選びが重要です。
直線的で無駄のないデザインや、素材の質感を生かしたアイテムを取り入れることで、静けさと上質さを両立できます。
ここでは、和モダンな住まいに美しく調和する国内外の家具ブランドやキッチンをご紹介します。
アルフレックス:囲んで集う「SOFFIO ELEMENTI」

「SOFFIO ELEMENTI」は、やわらかな曲線が美しいモジュラーソファです。
シートとアームに流れるようなラインを描き、座る人の顔が自然に向き合うようデザインされています。
リビングに置くだけで、家族やゲストが集う心地よい空気が生まれます。
膨らみのあるキューブ型ユニットをゆるやかに組み合わせることで、コンパクトなリビングにも大空間のラウンジにも対応。
ユニットの配置を変えるだけで、囲むようなくつろぎや、軽やかな抜け感を演出できます。
仕上げは、太めのパイピングでやわらかさを引き立てる「ボールドライン」と、繊細な縁取りが上品な印象を与える「グログラン」の2タイプ。
素材と色の組み合わせによって、和モダンの空間にも自然に調和し、上質な寛ぎを引き出します。
モルテー二|美しく隠す「GLISS MASTERーBLEND」

Rodolfo Dordoni(ロドルフォ・ドルドーニ)による「GLISS MASTER–BLEND」は、見せない美しさを追求したワードローブです。
ベッドルームをはじめ、静謐な空間に自然と溶け込みながらも、確かな存在感を放ちます。
フロントには5色のテキスタイルカバーが採用され、穏やかなバニラから深みのあるバークブラウンまで、多彩な表情を見せます。
素材はマットラッカー、無垢材、スムースミラーなどから選択可能で、収納扉や引き出しの高さ・構成も自由にカスタマイズ可能。
直線と面の構成が織りなす端正なデザインは、余白を大切にする和モダン空間と相性抜群です。
自然素材の壁面や障子に寄り添うように配置することで、凛とした美しさと機能性を両立します。
カンディハウス札幌|和のラグジュアリーがコンセプトの「オリジナルキッチン」

カンディハウス札幌が提案するオリジナルキッチンは、「和のラグジュアリー」をテーマに、上質な素材と端正なデザインを融合させた一台です。
木の温もりと金属や石などの異素材を組み合わせ、キッチンを単なる作業空間ではなく、リビングと調和するインテリアとして捉えています。
ダイニングやリビングの家具と素材やトーンを揃えることで、住まい全体に統一感をもたらし、和モダンらしい落ち着きと上質さを感じさせてくれるでしょう。
空間の中心に「美しく使うキッチン」を置くことで、暮らしそのものが洗練され、日常に心地よい余韻を残します。
カンディハウス札幌のインテリアプランニング

カンディハウス札幌では、家具一つひとつの提案にとどまらず、空間全体の調和を見据えたインテリアプランニングを行っています。
国内外の上質なブランドを取り扱い、照明・素材・レイアウトまで含めてトータルに設計。
リビングを中心に、暮らしの動線や光の入り方まで丁寧にシミュレーションしながら、理想の空間を形にしていきます。
資料請求で、理想の空間をより具体的に
資料請求をしていただくと、カンディハウス札幌のインテリアプランニングの詳細やプランニング事例を、間取り図、写真、イメージなどを交えたコーディネート集をお送りさせていただきます。
- インテリアプランニングの詳細資料: サービス内容、プランニングの流れなどを詳しく解説。
- プランニングイメージ: カンディハウス札幌が提案するインテリアプランの事例をご紹介。
資料請求は無料です。お気軽にお問い合わせください。
インテリアプランニングまとめ
和モダンの内装は、伝統と現代の感性を融合させた、日本ならではの上質な空間づくりです。
素材や配色、照明、家具など一つひとつの要素を丁寧に選ぶことで、住まい全体に落ち着きと品格が生まれます。
カンディハウス札幌では、住まい全体を調和させるプランニングを行っています。
理想の空間を形にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
上質で心安らぐ「和のラグジュアリー」が、あなたの暮らしをより豊かにしてくれるはずです。
ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
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