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アルネ・ヤコブセンの照明 | “デンマークデザインの父”の代表作「AJ」シリーズ。

アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen:デンマーク1902-1971)は、「デンマークデザインの父」と称される建築・家具デザイナーです。ポール・ヘニングセンと並び、偉大な北欧デザイナーとして知られる彼は、国立銀行をはじめとする壮大な建築物から、照明や時計まで、あらゆるデザインを手がけてきました。

建築家としてキャリアをスタートしたアルネ・ヤコブセンは、1950年代のミッドセンチュリー期には、家具デザイナーとしても頭角をあらわしました。

フリッツ・ハンセン社とパートナーシップを結び、当時まだ最先端だった「成型合板」を駆使してアントチェア、セブンチェア、そしてエッグチェアなどの名作椅子を生み出します。

このときSASロイヤルホテルのためにデザインされた照明「AJ」シリーズは、現代でも高く評価されている傑作です。

「トータルデザイン」は、アルネ・ヤコブセンを象徴する言葉のひとつ。建物をデザインするときは、家具や照明まで一貫してイメージしていました。

アルネ・ヤコブセンの特徴

1. 独自性の強いデザイン

ヤコブセンは王立芸術アカデミーで建築を学び、そこで独自のデザイン哲学を培っていきました。デザインには強いこだわりがあり、「自分が創りたいものを創る」という信念で、数々の傑作を生み出します。「オーフス市庁舎」や「SASロイヤルホテル」はその最たる例です。当時は批評家たちから酷評されましたが、やがて評価がくつがえり、いまでは世界的に評価を受けています。

2.機能性と美しさの融合

ヤコブセンのデザインは、人の体や自然界の曲線からインスピレーションを得た有機的なフォルムが特徴です。単に美しいだけでなく、機能性も重視したデザインを追求しました。代表作であるアントチェアやスワンチェアなどは、座る人を包み込むような優しい曲線で知られています。

左からドロップチェア、エッグチェア、スワンチェア(引用元)

3.素材と色のこだわり

ヤコブセンは、素材や色にも強いこだわりを持っていました。彼のデザインには、木材、プラスチック、金属など様々な素材が用いられており、それぞれの特徴を生かした美しい色彩で仕上げられています。

アルネ・ヤコブセンが手がけたSASロイヤルホテル。デンマークのモダニズム建築の傑作として高い評価を受けています。(引用元

アルネ・ヤコブセンの代表的な照明

AJ ロイヤル

「AJ」シリーズのひとつ。アルネ・ヤコブセンが、コペンハーゲン初の高層ビル「SASロイヤルホテル」のためにデザインしました。上部のルーバーでやさしい光を向け、下部のディフューザーでグレア(まぶしさ)をやわらげ、それぞれが巧みに設計されています。

AJ フロア

こちらも「AJ」シリーズで、直線と斜角のみで構成されたシックなデザインが目を引きます。

まとめ

札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、アルネ・ヤコブセンの照明をはじめとするデザイナーズ照明のお取り扱いがございますので、お気軽にご相談ください。

またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。

ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。

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