トムディクソン(Tom Dixson)の照明 | モダンオブジェの革命児。異端の経歴が生み出す照明デザイン。
2002年に誕生したTom Dixonは、チュニジア出身のデザイナー、トム・ディクソン(1959年~)により設立されたイギリスの家具・照明ブランドです。
トム・ディクソンは18歳で学校を中退し、以降は専門学校にも行かず、独学でデザインを学び続けたという異例の経歴の持ち主。
しかしその実力は折り紙付きで、「ウイングバック・チェア」や「ミラーボールライト」など、モダン・オブジェを思わせる洗練された作品を生み出す新進気鋭のクリエイターとして耳目を集めました。
一時期は、atekのクリエイティブディレクターとして5年間経営に携わるなど、デザイナーとしてのキャリアを積み上げていきます。
とくに照明は、トムディクソンを象徴するアイコニックなシリーズが多く、根強いファンに支持されています。その煌びやかなデザインは、ナイトクラブビジネスに携わった若かりし頃の経験が、少なからず影響しているといえます。
また「溶接」もトムディクソンの重要なキーワードです。彼は金属構造物をつくることに熱心で、80 年代は、金属加工の専門スタジオを設立し、なんとマイケル・アナスタシアデスをはじめとする若手クリエイターが集まる交流の場となっていました。
「カンディハウス札幌」は、トムディクソンをはじめとする、ご用意に応じてお取り寄せ可能なデザイナーズ照明を取り扱っておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
トムディクソンのペンダントライト
SPRING
SPRINGシリーズは、ホイッパーを思わせるユニークなシェードが特徴です。専用に開発された内蔵LEDモジュールから発せられる光は、周囲を覆うステンレスリボンの間を縫い、幻想的な陰影を壁や天井に映し出します。
高性能のばね鋼を使用したシェードは、フラットな状態から円盤状、さらにはカボチャのような楕円形まで自由自在に変形できます。白または真鍮の美しいメッキ仕上げからお選びいただけます。
ステンレス・スチール製リボンのシェードは、光を透過すると同時に、見る角度によって様々な表情を見せます。空間を彩るアート作品のような、遊び心と機能性を兼ね備えた照明です。
SPRINGのブラケット照明
OPAL
OPALシリーズは、乳白色のシェードが特徴的な、昼と夜で異なる表情を見せる照明です。
半透明のシェードは、昼間は周囲の光を透過し、儚くも確かな存在感を演出します。空間になじみながら、さりげなく個性を主張します。
夜になると、内蔵されたLEDモジュールから発せられる光がシェードを透過し、周囲を明るく照らす球体へと変化します。まるで宝石のように輝く姿は、空間を華やかに彩ります。
OPALの光は、調光機能によって、お好みの明るさに調整できます。読書やリラックスなど、シーンに合わせて最適な光を演出しましょう。
OPALのブラケット照明
BEAT
トムディクソンのロングセラー「BEAT」シリーズは、インド伝統の真鍮板金技術とモダンデザインを融合させた、唯一無二の照明です。
熟練職人の手によって、約4日間の時間をかけ、真鍮板をモールドに嵌め、部位ごとに成型した後、溶接で繋ぎ合わせ、ハンマーで丁寧に仕上げます。
この工程で生まれる曲面や打痕は、一つとして同じものがありません。細かい歪みや凹みは、職人の手仕事が生み出す個性であり、BEATがハンドメイドである証です。
個体によって多少の色ムラが発生する場合がありますが、これは陶器の釉薬と同様、制作時の環境によって作り出される天然のデザインです。工業製品にはない、真鍮の温もりと手仕事の味わいを感じていただけます。
BEATのブラケット照明
MELT
溶鉱炉で熱せられ、息を吹き込むように膨らむ吹きガラス。そんな生命の息吹を感じさせる有機的なフォルムが特徴の「MELT」シリーズ。
見る角度によって形が違って見えるシェードは、まるでハンドメイドのガラス製品のよう。しかし、その素材は射出成型されたポリカーボネートです。シェード内部は特殊な真空蒸着によって塗装され、上部から底部にかけて濃度を段階的に変化させています。
点灯時には、まるで物体が溶けていくような幻想的な光を放ち、消灯時には鏡面オブジェとして空間を彩ります。
MELTのブラケット照明
ETCH
ETCHは、光の反射と影の投影からインスピレーションを得てデザインされた、他に類を見ない照明です。
厚さ0.4mmの金属板を精密なデジタルエッチング技術で加工し、手作業で一枚一枚組み合わせることで、立体的なフォルムを生み出しています。
単体で使用しても美しいですが、複数灯を組み合わせて配置することで、複雑な陰影をテーブル上や壁面に演出することができます。まるで光の彫刻のような、幻想的な空間を創造します。
ETCH WEB
ETCH WEBは、アメリカの建築家・思想家であるバックミンスター・フラーの代表作「ジオデシックドーム」からインスピレーションを得た照明です。
灯りをつけると、精密に設計された金属パネルが作り出す幾何学模様の影が壁面に美しく投影されます。まるで光と影が織りなす芸術作品のような、幻想的な空間を演出します。
ETCHと同じく、精密なフォト・エッチング技術によって製作された金属パネルを組み合わせることで、ダイヤモンドのような美しいシルエットを生み出しています。
GLOBE
球体オブジェを追求してきたトム・ディクソンの自信作です。水晶玉を思わせるそのフォルムは、シンプルでありながら、圧倒的な存在感を放ちます。
日中は周りの景色を鏡のように反射し、夜になると内蔵LEDから発せられた光がシェード内を駆け巡り、光る宝珠のように空間を彩ります。光と影が織りなす幻想的な演出をお楽しみください。
GLOBEのブラケット照明
PRESS
PRESSは、リブ状のガラスが光源を拡散し、直線的で縞模様のような光のパターンを映し出す、力強い美しさを持つ照明です。
大胆なシルエットとシンプルな機能を持ち、1200℃の溶融ガラスを大量に滴下し、鉄の金型で何トンもの圧力をかけてプレスすることで製造されています。その結果、非常に耐久性の高い照明器具が完成しました。
PRESSのブラケット照明
STONE
STONEは、大理石の素材感をそのまま意匠と機能に活かした、他に類を見ない照明です。石の持つ固いイメージとは対照的に、鉱物を通して滲み出てくる光が、素材に温かみを与えます。
天然大理石を使用しているため、模様や色合い、割れたような跡に見えるものもありますが、石が成形される過程でできたものです。石という素材特有の歴史の痕跡として、その個性をお楽しみください。
STONEのブラケット照明
VOID
VOIDは、表彰台に輝くオリンピックメダルの輝きからインスピレーションを得て誕生した照明です。
2枚の金属プレートを複雑に加工し組み合わせることで、光源を不思議な形で覆い隠します。トム・ディクソン本人いわく「たしかに明かりを放っているのに、光がどこから来ているのかわからない。そんな正体不明のオブジェです」 。
複雑な製造過程を経て誕生したVOIDは、純粋な金属の板から切り出され、一つ一つ丁寧にプレス、旋盤加工、ロウ付けを行い、独特なフォルムを作り上げています。未来的なフォルムと光によって照らされた金属は、単なる素材を超え、見る者を魅了するオブジェへと昇華します。
VOIDのブラケット照明
トムディクソンのテーブルランプ
BEAT TABLE
大人気ロングセラー「BEAT」シリーズのテーブルランプです。もちろん熟練職人によってひとつひとつ手作業で仕上げられています。
BELL TABLE
BELLは周りの景色を映し出すビンテージカーのバンパーから着想を得てデザインされた、クラシックとモダンが融合した照明です。
スチールのプレス加工によって形成された後に、真鍮やクロムなどのメッキを施した鏡面仕上げの表面は、美しく輝くだけでなく、周囲の空間を映し出す鏡のような効果も生み出します。
真鍮、クロム、ブラックなど、カラーバリエーションも豊富なので、空間や好みに合わせて最適な照明を選ぶことができます。
MELT PORTABLE
2023年のミラノ・サローネで発表されたMELT PORTABLEは、トム・ディクソンのブランドアイコンであるMELTシリーズ初のポータブルライトです。
高温で溶け落ちるガラス、溶けていく氷河、無限に拡がる宇宙などから着想を得たMELT特有の「物体が融解する」ような有機的なデザインはそのままに、より身近な空間で光と影の魔法を楽しむことができます。
従来のペンダントライトよりも小振りなサイズは、手のひらに収まるほど。テーブルやベッドサイドなど、様々な場所に持ち運んで、温かみのある光を灯すことができます。
フル充電で約10時間使用可能なので、電源のない場所でも安心です。キャンプやピクニックなどのアウトドアシーンはもちろん、ホテルやレストランなど、旅先でもあなただけの特別な空間を創造できます。
MELT CONE FAT TABLE
MELT TABLE
特殊な真空蒸着技術によって塗装されています。シェード上部から底部にかけて塗装の濃度を段階的に変化させることで、点灯時にはまるで物体が溶け出すような幻想的な視覚効果を生み出します。消灯時には、光を反射する鏡面オブジェへと変化し、空間に独特の存在感を放ちます。
トムディクソンのフロアスタンド
OPAL FLOOR
「OPAL」シリーズのフロアスタンドタイプです。ペンダントライトと合わせると統一感がうまれます。
MELT STAND CHANDELIER
BEAT FLOOR
GLOBE FLOOR
まとめ
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、トムディクソンをはじめとしたデザイナーズ照明を取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。
ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
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