artek(アルテック)の照明9種:偉大な北欧デザイナーが立ち上げた名ブランド。
アルテック(artek)は、1935年、フィンランドのヘルシンキで誕生した北欧デザイナーズ照明の名ブランドです。
アルテックの名前は、「アート(芸術)」と「テクノロジー(技術)」を組み合わせた造語です。アルヴァ・アアルトをはじめとする4人の若きデザイナーたちが、「家具を販売するだけではなく、モダニズム文化を促進すること」を目的に設立されました。
創業者のアルヴァ・アアルトは、機能的で美しいデザインこそが、人々の生活を豊かにすると信じていました。この思想は、アルテックのすべての製品に息づいています。照明器具、椅子、ソファ、テーブル、コートハンガーなど幅広く展開されており、その高い品質と耐久性は、長く愛用できるよう設計されています。
この記事では、アルテックの代表作を11種ご紹介します。
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、アルテックの照明をはじめとしたデザイナーズ照明を多数取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
A201
消灯していても美しいデザイン「ペンダント A201」。 1952年、アルヴァ・アアルトがセイナッツァロのタウンホール図書館のためにデザインしたこの照明は、シェードに施された穴から放たれる柔らかな光が魅力です。スチール板を溶接して作られた彫刻的なフォルムは、アアルト自身もお気に入りで、自宅用に3つのバリエーションを設計したといいます。
A331 BEEHIVE
「ペンダント A331 ビーハイブ」は、アルヴァ・アアルトがデザインした照明の中でも特に人気の高い作品です。
1953年、フィンランドのユバスキュラ大学のために設計され、「Beehive(蜂の巣)」の愛称で親しまれています。スチール製ブラスメッキリングには等間隔に穴が刻まれており、その存在感あるデザインと優しい光は、住宅だけでなくレストランやカフェ、公共の空間にも調和します。
A333 NAURIS
アルヴァ・アアルトが1950年代にデザインした、どこか懐かしい温もりのあるペンダントライトです。丸みを帯びた有機的なフォルムが特徴で、フィンランド語で「カブ」を意味する愛称を持つように、可愛らしい印象を与えます。
しかし、そのデザインは単なる可愛らしさにとどまらず、上下に反射する光が器具の曲線を際立たせ、真鍮メッキのリングが温かみのある光を演出するなど、洗練された美しさを兼ね備えています。建築空間に溶け込むようにデザインされたこの照明は、時代を超えて愛されるロングセラーアイテムです。
A330S GOLDEN BELL
ゴールデンベルは、アルヴァ・アアルトがヘルシンキのサヴォイレストランのためにデザインしたペンダントライトです。
継ぎ目のない真鍮の一枚板から作られ、その素材感が生み出す温かみと、光を美しく拡散させる機能性が特徴です。特にゴールデンベル サヴォイは、真鍮の無塗装仕上げにより、年月とともに変化する美しい経年変化を楽しむことができます。
照明内部にも塗装を施さないことで、より柔らかな光が生まれます。機能性と美しさを兼ね備えたゴールデンベルは、アアルトの哲学を象徴する作品と言えるでしょう。
A330S WALL LIGHT GOLDEN BELL
アルテックの照明の中でも代表的な壁付け「ウォールランプ A330S ゴールデンベル」は、その美しいフォルムと機能性から、多くの人々に愛される照明です。ベッドサイドに置けば、読書灯として、キッチンに置けば、作業灯として、その用途は様々。アームの角度を調整することで、光の方向を自由にコントロールできます。お部屋の雰囲気をガラリと変えたい方におすすめです。
A110 (1952)
1952年に誕生した「A110」は、アルヴァ・アアルトが自身の建築空間に合わせてデザインした作品です。
スチール製の本体と真鍮のリングが作り出す、シンプルながらも洗練されたフォルムが特徴です。その形から「手榴弾」とも呼ばれるユニークなシルエットは、アアルト本人も気に入っており、セイナッツァロ役場の会議室でも採用されました。
下方へ拡散された光と、上方へ漏れる光が絶妙なバランスを生み出し、温かく優しい空間を演出します。
A440 (1954)
白色の吹きガラスで美しい乳白色をもつ「A440」は、シルエットからわかるように、元のデザインはサヴォイレストランのためにデザインされた「Golden Bell」です。普遍的な洗練されたフォルムは、どんな空間にも調和します。直接的な光を避け、周囲を優しく照らすそのデザインは、アアルトの照明哲学が凝縮された一品です。
A338 BILBERRY
「A338 BILBERRY」は、アルヴァ・アアルトが、アートコレクターのルイ・カレ邸のためにデザインした、愛らしいペンダントランプです。
その丸く小さなフォルムは、まるでアルヴァ・アアルトが愛したベリーのよう。ひとつでも、いくつ並べても美しく、住宅の照明はもちろん、絵画を照らすスポットライトとしても活躍します。シンプルながらも洗練されたデザインは、どんな空間にも調和し、温かみのある光で暮らしを彩ります。
KORIシリーズ
「KORI」は、フィンランド語で「籠」「バスケット」を意味し、その名の通り、籠のような中心部が特徴的なデザインです。
この中心部が、直接光と間接光を巧みに調和させ、まるで木漏れ日のような、柔らかく温かい光を生み出します。無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインは、どんな空間にも自然と溶け込みます。
モジュラーシステムを採用しているため、ペンダントライト、フロアライト、テーブルライトなど、様々なバリエーションで展開されており、お部屋の広さや用途に合わせて自由に組み合わせることができます。
KORI(ペンダントライト)
シンプルながらも洗練されたデザインは、インテリアのアクセントになります。小さなスペースでも設置しやすいので、デスクワークや読書灯としてもおすすめです。
KORI(テーブルライト)
置くだけでインテリアにもなるのがKORIの魅力。テーブルやデスクの上など、限られたスペースにもぴったり収まるコンパクトなサイズ感で、読書灯としてだけでなく、棚やカウンターのアクセント照明としても活躍します。
KORI(フロアライト)
すっきりとしたコンパクトなデザインで、持ち運びも簡単です。ソファやアームチェアの傍らなど、様々な場所で活躍します。 ニュートラルなホワイトと、空間のアクセントになる鮮やかなオレンジの2色展開です。
まとめ
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、今回ご紹介したアルテックの照明をはじめとしたデザイナーズ照明を多数取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。
ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
大切な人とご自宅でゆっくり家具を探したい方
その他ご質問・お問合せをされたい方
カンディハウス札幌 | |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 日曜日・月曜日・祝日夏季・年末・年始 |
住所 | 札幌市中央区双子山4-1-10 |
Tel | 011-511-0303 |