デザイナーズシーリングライト15種|空間を彩る光の芸術。
シーリングライトは、部屋の天井にすっきり収まる照明です。ペンダントライトのように空間を圧迫せず、開放感のある空間を作ることができます。
部屋全体を均一に照らすことができるため、リビングや寝室など、様々な空間に適しています。調光機能付きのシーリングライトなら、明るさだけでなく、光の色の温度も調整でき、さらに快適な空間作りが可能です。
この記事では、世界的に評価の高いブランドのシーリングライトを全15種を厳選してご紹介します。
シーリングライト選び 2つのポイント
シーリングライトは、大きく分けて「全体照明」タイプと「アンビエントライト(周辺光)」タイプの2種類に分けられます。
1. 全体照明タイプ
日本の住宅で最も一般的なタイプです。部屋全体を均一に明るく照らし、料理や勉強など、さまざまな作業に適しています。明るさが一定であるため、空間を広く開放的に見せる効果があり、リビングやダイニングなど、家族が集まる場所に最適です。
しかし、夜間も常に明るい状態が続くと、人間の体内時計が乱れ、睡眠の質に影響が出る可能性があります。
2. アンビエントライト(周辺光)タイプ
欧米の住宅で多く見られるタイプで、部屋全体を柔らかく包み込むような光が特徴です。
アンビエントライトは、部屋の隅々まで明るく照らすのではなく、基本的な明るさを確保することを目的としています。
そのため、読書や作業をする際には、テーブルライトやフロアライトなどの補助照明が必要になります。しかし、照明の陰影が豊かな空間を作り出し、落ち着いた雰囲気を演出できるというメリットがあります。寝室や書斎など、リラックスしたい空間におすすめです。
全体照明タイプのシーリングライト
【LE KLINT】LAMELLA
キノコの傘の裏側にある「ラメラ」と呼ばれるひだにインスパイアされ誕生した照明です。デザイナーのタカギ&ホムスベットは、その繊細で美しいフォルムに魅せられ、1枚のプラスチックシートから無数のプリーツを折り上げるという独創的な手法を用いました。
この照明の特徴は、その有機的なフォルムにあります。角のない滑らかな曲線は、自然の造形美を感じさせ、お部屋に温もりを与えます。また、無数のプリーツが作り出す陰影は、光の反射を複雑に変化させ、見る角度によって表情を変える奥深さを持っています。
【YAMAGIWA】BAUMN(バウム)
YAMAGIWAの「バウム」シリーズは、ランダムなプリーツが織りなす繊細なデザインと、温かな光が特徴のロングセラー照明です。
このシーリングライトは、調光調色機能を搭載し、時間やシーンに合わせて、明るさや光の色の調整ができます。リラックスしたい時には暖色系の柔らかい光に、集中したい時には白色系の明るい光に。シーンに合わせて自在に光を操れます。
【YAMAGIWA】TWILIGHT
「トワイライト」は、その名を冠しているように、夕焼け空のグラデーションをモチーフとした独創的なデザインです。ガラス繊維で織り上げたセードは、太陽光が空気を透過する際に起こる散乱現象を、光源からの光を繊維一本一本に散らすことで表現しています。クリスタルシャンデリアのような煌めきと、夕焼けのような温かい色合いが生まれ、お部屋に奥行きと立体感を与えます。
アンビエントライトタイプのシーリングライト
【FLOS】 SMITHFIELD
1962年創業のイタリア照明ブランド、FLOSのスミスフィールドは、デザイナーのJasper Morrisonによって2009年に発表されたシーリングライトです。 シンプルなフォルムに洗練されたカーブを組み合わせたデザインは、工業製品としての機能美を追求しながらも、温かみのある印象を与えます。ガラスシェードから柔らかく広がる光は、空間を優しく照らし、心地よい雰囲気を創出します。
【FLOS】COORDINATES CEILING 2
コーディネーツは、デザイナーのマイケル・アナスタシアデスが、ニューヨークの伝説的なレストラン「The Four Seasons Restaurant」のためにデザインした照明コレクションです。 デカルト格子からインスピレーションを得た、水平と垂直のストリップライトが織りなす立体的な光は、まるで空間に浮かぶ彫刻のよう。4つの異なるサイズのシーリングタイプを組み合わせることで、自分だけの光の空間を創り出すことができます。
【Frank Lloyd Wright】ROBIE CEILING
ロビーシーリングは、1908年に建築家フランク・ロイド・ライトが設計した有名なシーリングライトです。「ロビー邸」のリビングルームのためにデザインされたこの照明は、いまなお高い評価を得ています。
水平線を強調したフレームデザインは、ライトが提唱した「プレイリースタイル」と呼ばれる建築様式を象徴しています。このスタイルは、アメリカの広大な平原をイメージし、水平線と水平なラインを多用することが特徴です。
ブランドで選ぶシーリングライト
YAMAGIWA
照明専門メーカーとして長い歴史を持つYAMAGIWAは、光を通じて暮らしを豊かにする照明を提案し続けています。
オリジナルのシーリングライトは、照明のデザインだけでなく、光の色温度や照度、そして光が空間を照らす角度まで、細部にわたって計算されつくされています。長年の経験から培われたグレアレス(眩しくない)照明の技術は、目に優しく、心地よい空間を作り出します。
REFINO
YAMAGIWAの「レフィーノ」は、スペイン語で「上質な」を意味する言葉。その名にふさわしい、洗練されたデザインの照明です。
アクリルとプリーツ加工された布地が奏でる柔らかな光は、まるで上質なインテリア雑誌から抜け出したかのような、優雅な空間を演出します。側面から漏れる間接光と、下面から拡がる明るい光の絶妙なバランスが、リビングやダイニングに心地よい雰囲気をもたらします。
REVE
レーヴは、デンマークを代表するテキスタイルブランド クヴァドラ社のRemix2を採用したシンプルで上品なシーリングライト。テキスタイルを透過する側面からのやわらかな光と、下面アクリルを通す均一で明るい光が室内を豊かに満たします。薄型設計で圧迫感が無く、リビングだけでなく個室にも最適。寝室では、リモコンによる調光・調色機能で良質な眠りへと導きます。
ID-SQUARE II
ID-SQUARE Ⅱは、白いアルミフレームと鏡面仕上げのアームが特徴的な間接照明です。アームに映り込む周囲の景色が、空間との一体感を生み出し、天井に浮かび上がるスクエアの枠が洗練された印象を与えます。柔らかな光は、お部屋に広がり、心地よい雰囲気を作り出します。
LE KLINT(レクリント)
1901年、デンマークの建築家P.V.イェンセン・クリントが、日本の折り紙にインスピレーションを得て生み出したプリーツシェード。それが、レ・クリントの始まりです。
幾何学的な美しさと、紙ならではの温かい光が特徴のシェードは、人々の心を捉え、やがて世界的に有名な照明ブランドへと成長しました。
現在も、熟練の職人が一つひとつ手作業で作り上げる伝統的な製法を守りながら、モダンなデザインの照明も展開しています。デンマーク王室御用達にも選ばれるレ・クリントの照明は、その品質の高さだけでなく、長い歴史と伝統が物語る確かな魅力を持っています。
MODEL 36
1976年にデザインされたポール・クリスチャンセンのシーリングライト、モデル36。曲線から直線的な折りに回帰し、新たな挑戦を見せた作品です。
規則正しい折り目が作り出す立体的なシェードと、幅広の淵が特徴的なデザインは、どんなお部屋にもモダンなアクセントを加えます。照明をつけると、繊細なプリーツから生まれる陰影が、まるで光の彫刻のような美しさを放ちます。
SWIRL CEILING
「SWIRL」は、螺旋を描く彫刻的なフォルムが特徴の照明です。一枚のプラスチックシートを手で折り上げる伝統的な製法で作られており、温かみのある光を放ちます。
透過光と拡散光が織りなす陰影は、空間に奥行きと立体感を与え、まるで自然光が降り注いでいるような、心地よい雰囲気を演出します。
FLOS(フロス)
1962年、カスティリオーニ兄弟を中心に創設されたフロスは、イタリアを代表する照明ブランドです。「COCOON」という新素材を用いたディフューザーで注目を集め、以来、アッキーレ・カスティリオーニをはじめ、数々の著名デザイナーが参加し、モダンデザインの礎を築きました。
「ARCO」「GLO-BALL」など、その作品は世界中のモダンインテリアを彩り、今もなお多くの人々に愛されています。近年では、モジュラー式の「COORDINATES」など、空間に合わせて自由に組み合わせることができる照明システムを発表し、照明の可能性をさらに広げています。
Glo-Ball C2
「GLO-BALL」は、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインが特徴の照明です。大きな球体の光が、空間を優しく包み込みます。ジャスパー・モリソンの「謙虚で静かな道具」というコンセプトに基づいてデザインされたこの照明は、どんな空間にも自然と溶け込み、その存在感を際立たせます。
Frank Lloyd Wright(フランクロイドライト)
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトがデザインした照明器具の復刻シリーズです。ライトの建築理念を継承し、現代に蘇らせたこれらの照明は、日本の近代建築の発展にも大きく貢献した彼の思想を感じることができます。厳格なライセンスのもと、YAMAGIWAが復刻させたライトの照明は、その洗練されたデザインと高い品質で世界中から注目を集めています。
ROBIE 1 MINI CEILING
ロビーシーリングは、フランク・ロイド・ライトの代表作であるフレデリック・ロビー邸のブラケットライトをモチーフにしたシーリングライトです。水平線を強調したフレームデザインは、ライトが提唱したプレイリースタイルを彷彿とさせます。ロビー1 ミニシーリングは、その中でも特に人気の高いブラケットライトのデザインを、シーリングライトとして再現したモデルです。
JAKOBSSON LAMP(ヤコブソンランプ)
スウェーデンの巨匠、ハンス・アウネ・ヤコブソンがデザインしたヤコブソン・ランプ。年輪を重ねたパイン材の温もりと、洗練されたデザインが魅力です。ヤコブソンLEDシーリングランプは、寒色から暖色まで、そして100%から10%までの無段階調光が可能です。リモコン一つで、食事や読書など、様々なシーンに合わせた光を演出できます。
FOSCARINI(フォスカリーニ)
フォスカリーニは、1981年、イタリア・ヴェネツィアで設立された照明ブランドです。ヴェネツィアン・グラスの伝統を受け継ぎつつ、炭素繊維など現代的な素材を融合することで、独創的で美しい照明を生み出しています。
パトリシア・ウルキオラやマーク・サドラーなど、世界的に著名なデザイナーとのコラボレーションも積極的に行い、「カボシェ」や「ツィギー」といった数々の名作を世に送り出してきました。フォスカリーニは、照明を単なる光源ではなく、空間を演出するアート作品として捉え、人々の心に響くような光を創出しています。
RITUALS
リチュアルズは、東洋の提灯をモダンに解釈した照明コレクションです。ヴェネツィアングラスに施された繊細な線は、まるで竹ひごが織りなすような美しい陰影を生み出します。ペンダント、テーブル、シーリングと、様々なタイプが揃っており、お部屋全体を統一感のある空間に演出できます。
まとめ
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、今回ご紹介したYAMAGIWA、レクリント、フロスをはじめとしたシーリングライトを多数取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。
ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
ご来店予約はこちら(カンディハウス札幌ショップ)
大切な人とご自宅でゆっくり家具を探したい方
カタログ請求(無料)はこちらその他ご質問・お問合せをされたい方
お問い合わせはこちらカンディハウス札幌 | |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 日曜日・月曜日・祝日夏季・年末・年始 |
住所 | 札幌市中央区双子山4-1-10 |
Tel | 011-511-0303 |