レクリントの照明が愛される理由 | ルーツは日本の折り紙。ハンドメイドにこだわり続ける老舗メーカー。
LE KLINT(以下:レクリント)は、1943年創業の世界的に有名な老舗の照明メーカーで、デンマークを代表する王室御用達の照明ブランドです。設立者はターエ・クリント。彼の兄は北欧モダンデザインの夜明けを担ったコーア・クリントです。Louis Poulsenと同じく、北欧デザイナーズ照明において非常に影響力があり、伝統的な北欧のクラフトマンシップを継承し続けています。
今回はデザイナーズ照明メーカーであるレクリントの特徴と歴史について取り上げるとともに、根強いファンの多い代表的な照明をいくつかご紹介します。
「カンディハウス札幌」でも、「LE KLINT(レクリント)」「Louis Poulsen(ルイスポールセン)」「FLOS(フロス)」をはじめとする、ご用意に応じてお取り寄せ可能なデザイナーズ照明を取り扱っておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
レクリントのルーツは折り紙
レクリントの歴史はプリーツシェードの誕生から始まりました。ペーダー・ヴィルヘルム・イェンセン・クリントは、クリント兄弟の父親であり、高名な建築家でした。
あるとき彼は、日本の「折り紙」にインスピレーションを受け、照明の灯りを調整するプリーツシェードを生み出しました。この規則的なプリーツが独特の美しい陰影をもたらし、レクリント照明の原点にして唯一無二のものとなりました。
はじめは趣味の一環だったプリーツシェードづくり。父の作品の魅力を世に知らしめるため、次男ターエは創業を決意し、1943年にレクリント社が誕生しました。
創業から今日にいたるまで、レクリントは職人の手仕事に徹底してこだわり、戦後のモダンデザイン界に大きな影響力を与え続け、2003年にはデンマーク王室御用達に選定されました。
レクリントの特徴
レクリントの最大の特徴は、ハンドメイドへのこだわりです。原点であるプリーツシェードは、現在も創業時と同じオーデンセという町の工房で、職人の手仕事で丁寧に折りあげられています。それが、レクリントならではの温かみのある光と影を生み出しているのです。
プリーツシェードを折る技術は、基礎習得に3年、独り立ちするのに10年以上は必要といわれています。これだけの時間を要するとわかっているからこそ、レクリントはハンドメイドにこだわり続けています。たおやかで繊細な印象を受けるプリーツシェードは、脈々と受け継がれてきた北欧のクラフトマンシップに支えられているといえるでしょう。
レクリントの照明
レクリントの代表的な照明をいくつかご紹介します。
ペンダント 101 LANTERN ランタン
「101」といえばレクリントのアイコニックな照明のひとつ。創業者の兄であり、デニッシュモダンの父とされるコーア・クリントが手がけました。この美しい精巧なプリーツは、1枚のプラスチックシートから折りあげられています。
ペンダント モデル180 スモークドオーク
こちらもペンダント照明の定番のひとつ。どこか“ぼんぼり”に似たやわらかいニュアンスを帯びています。レクリントの真骨頂であるシェードをお楽しみください。和・洋を問わず、様々なインテリアテイストに馴染みます。
SINUS LINE サイナスライン
誕生は1971年。ショコラティエのお菓子のような可愛らしいシルエットと、石膏彫刻作品を思わせる美しいカーブ。従来のプリーツシェードは直線的なデザインが多かったのに対し、本作サイナスラインは、曲線的なシェードのみで構成されている意欲作です。世界的に人気のあるロングセラーのひとつ。
BOUQUET ブーケ
束ねられたチューリップのシルエットからインスピレーションを受けたペンダント照明。照明にはリネンコードとオーク材が使われており、素朴でやさしい印象に。
テーブルランプ モデル311
レクリントの伝統をもっと近くで感じることのできる美しいテーブル照明です。お馴染みの美しいシェードは、もちろんすべて、熟練の職人によるハンドメイドです。デザインはデンマーク出身のアンドレアス・ハンセン。レクリントのシェードラインの質を飛躍させた功労者です。
SNOWDROP スノードロップ
厳しく長い冬のなかに、豊かさと楽しみを見出す北欧の人々。春を告げる花「スノードロップ」は、デンマークにおいては象徴的な意味を持ちます。本作品は、そんな花からインスパイアされた照明です。シンプルながら、そのやわらかな曲線が上品な存在感を放ちます。
まとめ
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、「LE KLINT(レクリント)」「Louis Poulsen(ルイスポールセン)」「FLOS(フロス)」をはじめとしたデザイナーズ照明のお取り扱いもございますので、お気軽にご相談ください。
またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。
ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
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