アアルトの代表的な照明8種 | 北欧デザインの礎を築いた巨匠が手がけた作品たち。
20世紀を代表するフィンランドの建築家/家具デザイナー、アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto:1898~1976)。北欧デザイナーズ照明の数々の傑作を生み出した彼は、のちに建築評論家ギーディオンから「北欧の賢人」と称えられました。
artekの創業者でもあるアアルトは、照明をはじめとするプロダクトデザインにおいても高く評価されています。そのデザインは、単なる機能美にとどまらず、そこに住む人々、そして自然との調和を重視していました。代表作には「A201」「A331 BEEHIVE」「A333 NAURIS」「GOLDEN BELL」が挙げられます。
この記事では、代表作をふくめたアアルトの照明を8種ご紹介します。
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、アアルトの照明をはじめとしたデザイナーズ照明を多数取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
A201
消灯していても美しいデザイン「ペンダント A201」。 1952年、アルヴァ・アアルトがセイナッツァロのタウンホール図書館のためにデザインしたこの照明は、シェードに施された穴から放たれる柔らかな光が魅力です。スチール板を溶接して作られた彫刻的なフォルムは、アアルト自身もお気に入りで、自宅用に3つのバリエーションを設計したといいます。
A331 BEEHIVE
「ペンダント A331 ビーハイブ」は、アルヴァ・アアルトがデザインした照明の中でも特に人気の高い作品です。
1953年、フィンランドのユバスキュラ大学のために設計され、「Beehive(蜂の巣)」の愛称で親しまれています。スチール製ブラスメッキリングには等間隔に穴が刻まれており、その存在感あるデザインと優しい光は、住宅だけでなくレストランやカフェ、公共の空間にも調和します。
A333 NAURIS
アルヴァ・アアルトが1950年代にデザインした、どこか懐かしい温もりのあるペンダントライトです。丸みを帯びた有機的なフォルムが特徴で、フィンランド語で「カブ」を意味する愛称を持つように、可愛らしい印象を与えます。
しかし、そのデザインは単なる可愛らしさにとどまらず、上下に反射する光が器具の曲線を際立たせ、真鍮メッキのリングが温かみのある光を演出するなど、洗練された美しさを兼ね備えています。建築空間に溶け込むようにデザインされたこの照明は、時代を超えて愛されるロングセラーアイテムです。
A330S GOLDEN BELL
ゴールデンベルは、アルヴァ・アアルトがヘルシンキのサヴォイレストランのためにデザインしたペンダントライトです。
継ぎ目のない真鍮の一枚板から作られ、その素材感が生み出す温かみと、光を美しく拡散させる機能性が特徴です。特にゴールデンベル サヴォイは、真鍮の無塗装仕上げにより、年月とともに変化する美しい経年変化を楽しむことができます。
照明内部にも塗装を施さないことで、より柔らかな光が生まれます。機能性と美しさを兼ね備えたゴールデンベルは、アアルトの哲学を象徴する作品と言えるでしょう。
A330S WALL LIGHT GOLDEN BELL
アルテックの照明の中でも代表的な壁付け「ウォールランプ A330S ゴールデンベル」は、その美しいフォルムと機能性から、多くの人々に愛される照明です。ベッドサイドに置けば読書灯として、キッチンに置けば作業灯として、その用途は様々。アームの角度を調整することで、光の方向を自由にコントロールできます。お部屋の雰囲気をガラリと変えたい方におすすめです。
A110 (1952)
1952年に誕生した「A110」は、アルヴァ・アアルトが自身の建築空間に合わせてデザインした作品です。
スチール製の本体と真鍮のリングが作り出す、シンプルながらも洗練されたフォルムが特徴です。その形から「手榴弾」とも呼ばれるユニークなシルエットは、アアルト本人も気に入っており、セイナッツァロ役場の会議室でも採用されました。
下方へ拡散された光と、上方へ漏れる光が絶妙なバランスを生み出し、温かく優しい空間を演出します。
A440 (1954)
白色の吹きガラスで美しい乳白色をもつ「A440」は、シルエットからわかるように、元のデザインはサヴォイレストランのためにデザインされた「Golden Bell」です。普遍的な洗練されたフォルムは、どんな空間にも調和します。直接的な光を避け、周囲を優しく照らすそのデザインは、アアルトの照明哲学が凝縮された一品です。
A338 BILBERRY
「A338 BILBERRY」は、アルヴァ・アアルトが、アートコレクターのルイ・カレ邸のためにデザインした、愛らしいペンダントランプです。
その丸く小さなフォルムは、まるでアルヴァ・アアルトが愛したベリーのよう。ひとつでも、いくつ並べても美しく、住宅の照明はもちろん、絵画を照らすスポットライトとしても活躍します。シンプルながらも洗練されたデザインは、どんな空間にも調和し、温かみのある光で暮らしを彩ります。
まとめ
札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、今回ご紹介したアアルトの照明をはじめとしたデザイナーズ照明を多数取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。
ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
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