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ミッドセンチュリー照明 | 代表的なブランドとデザイナーをご紹介します。

ミッドセンチュリー(mid century)とは、アメリカを中心とし、1940~1970年代に登場した建築・インテリア・プロダクトデザインの潮流のことです。家具のみならず、デザイナーズ照明の世界でも、ミッドセンチュリーデザインは大きな影響を及ぼしました。

ミッドセンチュリー期といえば、やはりアメリカです。照明の泰斗である北欧デザイナーたちに刺激を受けながら、当時新しく登場した成型積層合板やFRP(繊維強化プラスチック)といった新素材をふんだんに活用することで、より自由でスタイリッシュなデザインが生まれました。

この記事では、ジョージ・ネルソンやフランク・ロイド・ライトをはじめとする代表的なミッドセンチュリーの照明をご紹介します。

カンディハウス札幌」は、ミッドセンチュリー照明をはじめとする、ご用意に応じてお取り寄せ可能なデザイナーズ照明を取り扱っておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

ジョージ・ネルソン

ジョージ・ネルソン(George Nelson:1908~86年)はアメリカの建築・家具デザイナー。ハーマン・ミラー社を世界的メーカーへと成長させた立役者です。「ネルソンクロック」「ココナッツチェア」「マシュマロソファ」をはじめとするアイコニックな作品で知られています。

NELSON BUBBLE LAMP | Herman Miller

MoMA(ニューヨーク近代美術館)に永久保存コレクションに選定された傑作。無駄のない洗練されたシルエットから幻想的な光が照らし出されます。

NELSON TRIPLE BUBBLE | Herman Miller

1952年の作品。代表作である「バブルランプ」を3つにするという、遊び心あるデザインです。

フランク・ロイド・ライト

日本とも大変ゆかりのあるフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright:1867~1959)は、20世紀アメリカの“最も偉大な建築家”と称えられるデザイナーです。浮世絵のマニアとしても知られるフランク・ロイド・ライトは、日本の旧帝国ホテルを手がけています。

TALIESIN 2

フランク・ロイド・ライトのなかでも「TALIESIN2」(タリアセン2)は傑作として評価されており、ホームユースのみならず、施設用としても人気があります。もともとは彼が自宅のためにデザインされたものです。

ル・コルビュジエ

知る人ぞ知る建築界の巨匠、ル・コルビュジエ(Le Corbusier:1887~1965)。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ。建築のみならず、家具・照明においてもすぐれたデザインを手がけています。

Lampe de Marseille Mini 

フランスのマルセイユにある集合住宅「ユニテ・ダビジオン」のためにデザインされた照明です。2つのシェードがもたらす直接光と間接光のユニークな構造が最大の特徴で、好みの位置に光の加減を調節しやすく、高い機能性があります。

ジョージ・カーウォーディン

ジョージ・カーウォーディン(George Carwardine:1887~1947)はイギリスの照明デザイナーで、元エンジニアという異質な経歴をもつ人物です。彼の代名詞的作品「ANGLEPOISE」(アングルポイズ)は、現在でも根強い人気のある照明として知られています。

ANGLEPOISE

1932年にデザインされた「ANGLEPOISE」は、自動車のサスペンションに着想を得た照明です。タスクランプの原型として高く評価され、現在もリデザインを繰り返しながら発展を遂げています。

ポール・ヘニングセン

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen:1894~1967)は、生涯で200をこえる照明を手がけたデンマークデザインのデザイナーであり、“近代照明の父”として称えられています。

老舗照明ブランドLouis Poulsen(ルイスポールセン)とパートナーシップを結び、「PH5」をはじめとする傑作を生み出しました。光のまぶしさ「グレア」をやわらげる照明を、というポール・ヘニングセンの哲学は、ミッドセンチュリーの照明デザインに大きな影響を与えました。

PH5

ポール・ヘニングセンの代名詞。初登場は1958年。照明デザイン史で語り継がれる傑作として高い評価を受けています。

アルヴァ・アアルト

“北欧の賢人”ことアルヴァ・アアルト(Alvar Aalto:1898 –1976)は、フィンランドの建築・家具・照明デザイナーです。老舗家具メーカー「artek」(アルテック)の設立者でもあり、北欧モダンデザインを世界に発信し続けた功労者です。

ペンダント A331 ビーハイブ BEEHIVE

“ハチの巣”の愛称で親しまれるアアルトの代名詞的存在。 1953年、ユヴァスキュラ大学の建築計画時にデザインされ、現在でも構内に飾られています。

ペンダント A330S ゴールデンベル

ヘルシンキのレストランのためにデザインされた照明です。ひとつの真鍮から成形され、経年変化で風合いが増していきます。

ヴェルナー・パントン

ヴェルナー・パントン(Verner Panton:1926~98 )はデンマーク出身のデザイナーで、ポール・ヘニングセンと関わりを持ちながら、数々の前衛的な照明を生み出しました。とくにロングセラー照明「Panthella」は有名です。

Panthella パンテラ250 テーブル

ヴェルナー・パントンが1971年に手がけたロングセラー照明。その人気ゆえに、これまで数多くのカラーバリエーションが登場しています。

アッキーレ&ピエル・ジャコモ・カスティオーニ 

アッキーレ&ピエル・ジャコモ・カスティオーニ(Achille Castiglioni 1918-2002 / Pier Giacomo Castiglioni 1913-1968)兄弟は、イタリアの建築家・デザイナーで、世界的な照明ブランド「FLOS」(フロス)の設立者です。

ARCO

イタリア語で「アーチ」を意味する照明です。その大胆かつ美しいデザインは、モダンデザインを象徴する名作の一つとして語られています。

セルジュ・ムーユ

セルジュ・ムーユ(Serge Mouille:1922~88年)は、ミッドセンチュリーの只中を全盛期として活躍したフランスのデザイナーです。自然と向き合うことでインスピレーションを受けていた彼は、昆虫の“ナナフシ”を想起するユニークなシルエットの照明を生み出しました。

LAMPADAIRE 1 LUMIERE

1952年に誕生。昆虫の関節を彷彿とさせる繊細なラインが独特の存在感を放ちます。セルジュ自身、「アグレッシブな照明だ」と評しています。3本のアームとシェードを角度調整できるため、部屋全体を照らしたり、手元を照らしたり、用途に応じて使い分け可能。

イサム・ノグチ

イサム・ノグチ(Isamu Noguchi:1904-88年)は、日系アメリカ人の世界的に有名な彫刻家であり、デザイナーです。ジョージ・ネルソンやフランク・ロイド・ライトと深い親交を持ち、結婚後は日本を拠点に精力的に創作活動に打ち込みました。最後の作品は北海道札幌市のモエレ沼公園でした。

AKARI

イサム・ノグチを象徴する照明「AKARI」(アカリ)。1950年代に来日したときに生まれたデザインで、当時の岐阜県の市長から「提灯産業の再興を」という依頼がきっかけとなりました。

まとめ

札幌市中央区双子山にある「カンディハウス札幌」は、今回ご紹介したミッドセンチュリー照明をはじめとしたデザイナーズ照明を取扱っておりますので、お気軽にご相談ください。

またショールームでは、カンディハウスの製品に限らず、arflexのみならずMolteni&Cなどの海外ブランドも幅広く展示しており、それぞれの生活シーンに合わせた家具をご提案しております。ご来店の際には、実際にご体感いただき、一流の職人が手掛けた家具の魅力をご堪能ください。

ご来店の際には事前のご予約をいただきますと、スムーズなご案内が可能です。

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